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読書

ジェリー・トナー マルクス・シドニウス・ファルクス ローマ貴族9つの習慣


         マルクス・シドニウス・ファルクスは実在ではありません。ジェリー・トナーが創造した人物です。しかしマルクス・シドニウス・ファルクスの言っていること、やっていること、すべて文献から抽出しているものです。だから全くの空言ではないということです。それにしてもびっくりさせられます。マルクス・シドニウス・ファルクスが花嫁と初夜の時、14歳の花嫁を驚かさないために、まずは肛門セックスをしたということです。

「寝床に入って服を脱がせるとブルブル震えていた。私は自分が優しい夫であることを示そうと、少年を相手する時のように肛門に挿入した。初夜にそのやり方ですませる男も多い。二日目の夜になってようやく普通の契りを交わし、妻の純潔を奪った」

ローマの公設の風呂場では、80歳の年寄りまでも、若い男の肉体を見る目がギラギラしていたと書かれています。実際その場で男同士いちゃいちゃしていたそうです。

マルクス・シドニウス・ファルクスは元老院でまた大金持ちの設定ではありますが、3人目の女の子は妻がどんなにせがんでも捨て子にすることに決めてしまいました。大概捨て子になると、野良犬に食われてしまいます。運がよければ、拾われ、育てられますが、やがて奴隷として売られていきます。それか乞食に拾われ、腕や足を切られたり、舌を切り取られたりして身体障害者になり、乞食にされてしまいます。女の子には持参金をつけないといけないので、たとえ大金持ちでも、二人以上の女の子には持参金が付けられなかったからだということです。

ローマ人の着ている白い布をまいたような服は人間の小便で洗っていました。洗濯屋の前には小便唾があり、誰でもそこで小便していました。洗濯屋も大変だったでしょう。

コロッセウムでの公開処刑は、現代の銃殺刑や絞首刑や高電圧死刑ようにあっという間に終わるような死刑ではなく、神話になぞらえ、いろいろな装飾を施して、民衆を楽しませる死刑になっています。プロメテウスを模して、死刑囚の肝臓を熊に食わせさせたり、オルフェウスのように竪琴を持たせ、合図とともにライオンたちに襲いかかられたりもしています。

戦争にしても、勝って城内に入ると、若い娘の取り合い、美少年の取り合いで、混乱しますが、ローマに征服された後、平和になり、ローマの元で安定した生活ができるだろうとマルクス・シドニウス・ファルクスは断言しています。

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