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毛沢東の2番目の妻・楊開慧とその子供、岸英と岸青の話を聞くと、涙が出る思いだ。楊開慧は毛沢東から離縁されたということだが、二人はそりが合わなかったのか?楊開慧が蒋介石の国民軍に捕まり、処刑され、二人の子供は辛うじて逃げ出し、上海で浮浪児になります。路上生活中、警官に小突き回され、弟の岸青は警棒でこっぴどくなぐられ、後に精神統合失調症になっています。その後兄弟は毛沢東に会いますが、ソ連の赤軍に送り込まれます。帰って来てからも、息子として処遇されなく、毛の苗字を名乗ることを禁じられ、中国の軍隊でまた一から再教育されます。毛沢東の農地改革で、百姓になったりもしています。最後には兄の岸英は朝鮮戦争で戦死しています。それに引き換え江青との間に出来た女の子・李訥はもっとも毛沢東から愛されました。総じて共産国の独裁者は娘には甘く、息子には冷たいようです。スターリンもドイツ軍の捕虜になった息子とソ連に捕まったドイツ高官との交換の話を蹴り、息子をドイツの刑務所で死なせています。愛されなかった息子は可哀想ですが、そうかといって溺愛された息子も、とくに独裁者の場合は問題があります。フセインの息子ウダイとクサイ、もうこいつらは怪物です。贅沢三昧で高級車が500台も持っていたそうです。拷問好きで人間を痛めるのを無常の喜びと感じているようです。兄のウダイは公式の席で、父フセインに若い女性を紹介した料理長を刃物で刺し殺したこともありました。映画にもなっていましたが、町で出会ういい女は皆兄弟によって強姦されているような感じでした。いわれのないことでアメリカにいちゃもんを付けられ、一方的に攻撃されたフセイン・イラクに同情したこともありましたが、このような話を聞くと、これではイラクの国民はたまったものではないと思われ、この王朝が崩壊するのはいか仕方ないと思うようになります。とにかく独裁者の子供は大変だということです。独裁者でなくても、有名人や権力のある人の息子や娘たちは自分の身を律するのが非常に難しいことがわかります。そうでなくても若い頃は身を過ちやすい。それに親が人に知れた人物なら、それだけバッシングも強くなる。生き辛いことはなはだしい。
「平凡は気安く生きるよき手当て」