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読書

ジョエル・ガロー The nine nations north America


     本の表紙でわかるとおりに、北アメリカ大陸を9に分けて名を振り分けています。

ファウンドリー(鋳物王国)、ディクシー(マイアミなどのアメリカ南部)、エコトピア(アンカレッジからサンフランシスコの海岸線)、メックスアメリカ(メキシコを含んだ地域、アイランズ(キューバなどを含む島々、ニューイングランド(大西洋に面した北側の地)、エンプティー・クォーター(ロッキー山脈やシェラネバダ山脈を含む荒野)ブレッド・バスケット(北アメリカ大陸のど真ん中、穀倉地帯)、ケベック(唯一フランス語が共通語の国)

この本の日本での出版は1990年で、原著はもっと以前に出ているだろうから、現在では30年前くらいで出た本だと思われます。昔と全く変わってしまっているところもあるかもしれませんが、昔のままというところもあるでしょう。確実に違ってきているのは、白人種がマジョリティではなくなりつつあるということです。スペイン系の人々が多くなりつつあり、アメリカではスペイン語だけのテレビ放送局もできています。政治もこれらの人々歓心をかわなければ当選も危ういことになっています。このような状況で、トランプが大統領になれたのも、白人種の恐怖心からだと思われます。あくまでも自分たちの権益を守ろうと必死になっています。彼らが行なった多民族への所業をみると、もしインディアンのようにマイノリティになったら、どのような復讐をされるのかと、恐れおののいているのでしょう。

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