忍者ブログ

読書

ジョージ・フリードマン The coming war with japan


       欧米人の考え方は、戦争になったら、相手を根絶やしするか、強姦しまくって相手の民族性を半分自分のものかにするかどっちかです。前者がナチのユダヤ人虐殺であり、後者がアメリカインディアンのケースになります。生かしておくと必ず復讐をするだろうと考えているのでしょう。太平洋戦争で負けた日本も、アメリカでははじめ根絶やしを考えていました。ところがヨーロッパの片田舎者ロシアがアメリカに立ちはだかると、日本をその盾にと考え始めます。ロシアには北方領土を泥棒されましたが、ある面、日本人男性の根絶やしを回避させたことで、ロシアに感謝しなければなりません。そういうわけで私も日本男性としてここ70年も生きてこられたのです。今朝のニュースで、「大阪なおみ」の日本凱旋を見まして、果たして、日本女性にとって、日本男性が根絶やしされなかったことが幸せだったろうかと思うようになりました。この狭い日本の地で何万年も近親交配してきて、お互いうんざりしてきたのではないか?ライオンの生態を見る限り、戦いに勝った雄ライオンは前の雄ライオンの子供を食い殺し、雌と交わって自分の子供を作り始めます。日本女性もこの弱弱しい日本男性より、栄養たっぷりで大型の征服者の種を欲しいと思ったのではないか?「大阪なおみ」を見ると、そう思われて仕方ありません。相撲でもラクビーでも陸上でも野球でも、外人や外人の血が混じった者が活躍しています。クラーク博士の「少年よ、大志を抱け」は今や「女性よ、大男を抱け」と改変すべき時なのかもしれません。

このような妄想はやめて、フリードマンの言いたいことは、一度あったことは二度起こり、二度あったことは三度起こるということです。冷戦のお陰で、防衛費を支払うことなく経済に専心し、復興を果たした日本に対して、冷戦がなくなると、アメリカは経済で優位になった日本に牙を向けてくるということです。この本の出版は1991年ですから、当時日本バッシング盛んな折です。現在では中国になっていますが、同時に日本も貿易戦争の対象です。太平洋戦争もそうでしたが、日本の弱点は石油とか原材料の輸入を差し止められることです。アメリカはそれをやったのです。日本は仕方なく南方に石油を求めてアメリカと戦うようになります。現在ではかつての日本が中国になり、中国の覇権を全面的に叩こうとアメリカは経済戦争を仕掛けています。さてここで日本は相変わらずアメリカの走狗になるか、はたしてまたや、アメリカに食らいつく闘犬になるか、それとも両者の力関係を見比べ、強いほうに肩入れする風見鶏になるか、どうなるかさっぱりわかりません。いずれにしてもアメリカは自分の国に挑戦する国を絶対許さないのです
PR

コメント

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

カテゴリー

P R