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読書

ポール・ジョンソン インテレクチュアルズ


     いくら知識人が上半身で高尚なことを言っても、下半身の行いを見れば、それらの者が信用できないといった趣旨のことを、この本では言っています。

ルソーは子供を生ましては、孤児院に入れて、育てることはありません。下女にそうしたのですが、貴族の女には物質的援助も受け、セックスにも大いに励んだようです。

資本論のマルクスは汚い男で、何週間も風呂に入ることはなかったということです。この臭い体で貴族の妻と交わり、何人もの女の子を作っています。おまけに女中ともセックスし、フレディという男の子をもうけましたが、マルクスは一切父親としての役目を果たさず、フレディは機械整備工として1929年に死んでいます。

トルストイの下半身もでたらめです。自分の領地で働いている農奴の娘や人妻をやたら押さえつけてセックスしています。その中で、ティモフェイという男の子もできました。自分の子なのに馬小屋で働かしています。素行が悪いので、山番まで遠くに放り出されますが、後に正妻の息子アレクセイによって御者に取り立ててもらっています。

サルトルもチビでブオトコですが、本が売れてカネが入ってくると、女たちがまとわり付いて来ます。結婚はしていませんが、学生時代からボーボォワールという才媛が正妻といった地位を占めていましたが、サルトルが有名になるにしたがって、若い娘たちを管理する女衒なようなものになりました。ポール・ジョンソンはサルトルの作品は「ことばの下痢」だと酷評しています。

ヘミングウェイはアル中で、マルクスと同じくらい汚く、家中カラの酒瓶だらけ、結婚離婚を何度も繰り返しています。最後には猟銃で自殺してしまいます。

人間は矛盾だらけですから、言っていることとやっていることが、全く齟齬をきたしていることは当たり前です。ラッセルも長い間生きましたが、以前主張したことと真反対なことを言って、そのようなことは言っていないと頑迷に主張していました。多言であることは墓穴のもとになります。

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