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読書

スディール・ヴェンカテッシュ 社会学者がニューヨークの地下経済に潜入してみた


       アメリカのアカデミックな世界でも、このような俗受けする本やジャーナリズムが行なドキュメンタリー映画を作ったりすると、大学から追い出されると、スディール・ヴェンカテッシュ本人が言っています。スディール・ヴェンカテッシュはドキュメンタリー映画も作っていますが、コロンビア大学からは追い出されていないようですし、彼はこの大学の終身教授にもなっていると言っています。

社会学の最近の傾向は、事例件数Nを分母にして、金融工学でもあったように、高等数学を駆使して、素人には何か何だかわからないような論文に仕立てることが主流になっています。スディール・ヴェンカテッシュは、アマゾンの奥地や、パプアニューギニアの土人の村に入り、そこで一緒に生活し、それらを記録していくやり方をとっています。もちろんスディール・ヴェンカテッシュもこのNを増やす努力をしていますが、フィールドワークで面接して話しを聞けるのは数百人程度で、何十万人何千万人とはいけません。それでもこの本を読むと、私もニューヨークに長年住んだ気持ちになります。ストリップ小屋で酒を飲んでいると、売春婦が寄ってきます。その女に一杯飲ませて、いくらだいとききます。トイレでくわえるだけなら○○ドルよ、ホテルなら○○ドル、じゃトイレでやってもらうか・・・まるでニューヨーカーになった気分です。もし私が日本で成功した不動産王なら、ニューヨークの画廊に行き、そこにもちゃんとアメリカの一流大学を出た白人の高級売春婦がいて、ストリップ小屋の何千倍も高い値段で、それも目の玉がひっくり返るくらいの料金の高いホテルで好きなことができます。多分私は、貧乏に育ったせいで、親も金持、奨学金なしで一流大学を出て、働く必要もなく、ただただ自分の実力を知りたいために高級売春婦になっているわがままお嬢様のお尻をムチで叩くのではないでしょうか。こんな恵まれた生活に何か不満があるのか、ビシッ、ご両親が嘆くのではないか、ビシッ。ムチたたきのオプションはただにしろ、ビシッ。といってもこのオプションの値段も加算されて、日本で悠々一ヶ月楽に暮らせるだけの料金をむしりとられることになります。

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