忍者ブログ

読書

スーザン・ジョージ 金持ちが確実に世界を支配する方法


    富裕層を減税させれば、そのカネが産業界にまわり、雇用が増え、税収もまた増えるといった考え方があり、どの先進国でもそのような政策をとっています。ところが富裕層や大企業はそういうところにカネをまわせず、金融商品を買い、楽して資産を増やそうとしています。つまりギャンブラーをしているのです。これをカジノ経済と言っている人もいます。金融商品だけではなく、穀物とか、石油とか、我々生活に密着するものすら、彼らのギャンブルの対象になり、わけのわからない理由からひどく高騰したりして、我々の生活を不安定にしています。ギャンブルが失敗すると、これらの金持たちは税金からの補填を要求します。社会のクズの生活保護者にカネを渡すよりは、優秀な我々金持にカネを渡すほうが後で何倍もの利益が上がるだろうといって。ところがそうして利益が上がったとしても、社会に還元せず、それらを溜め込み、新たなギャンブルをはじめ、余ったカネはタックスヘイブンの地に隠したりして、自分たちの保身にいそしみます。このような金持優遇の政策を続けると、やがて社会への再分配が滞り、公共投資ができないので、街にゴミがあふれ出します。また金持ちが言う人間のゴミ・クズも増え続きます。やがて金持たちは人間のゴミ・クズが入り込めないようなコロニーを作るようになり、このコロニーを守るために私兵を雇うようになるでしょう。どこの国もみな北朝鮮のような国になる可能性があるのです。金日恩の取り巻きだけが、栄養豊かに太り、後の大半は栄養失調で日本海にさ迷ったりし、死骸となって日本にたどり着くようになります。

PR

コメント

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

カテゴリー

P R