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読書

池内三郎 経済・金融ニュースのウラが怖ろしいくらいにわかる本


       1989年の大納会で日経平均が3万8915円の最高額を記録して、次の年からバブルがはじけます。「失われた20年」といわれますが、未だに「失われている」と思うほどで、株価が現在2万2千台を越えても、私の店では景気がよくなったとは思えません。そうかと言って、バブル時期忙しかったということもなく、皆さん金回りのいいときは、私のような安い店には来ず、一万円がドンドンはける高級店に行っていたのでしょう。200円、300円といったしみったれた価格設定の店ではにわか成金のプライドが許さなかったのでしょう。いずれにしても私はバブルと縁がなかったということです。しかし私の店の周りの木造の店舗は原因不明の火事が起こったりして、人が焼け死んだり、私くらいの店が1億円で売れたという話も伝わってきました。そんな中私はもくもくかぼちゃを炊いていたので、地上げ屋も覗いていたかもしれませんが、このようなしみったれた男では話にならぬと、もっと儲かる場所へ行っていたのでしょう。銀行と暴力団が結びつき、店子を追い出し、平地にし、それをビル業者に売っていたのでしょう。乱脈融資でバブルがはじけると、その後始末でいざこざが起こります。銀行関係者がヤクザにピストルで撃たれたりして殺されています。でたらめをやっていた銀行が潰れそうというので、税金で補填し、銀行を助けます。最近の裁判で生活保護者がパソコンを買ったら、今までもらっていた生活保護費を返還せよとの判決が出ました。こういうことなら、高い給料やボーナスを改めない銀行関係者がいる銀行などに生活保護費に当たる補助金は即刻返還すべきでした。

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