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ソニア・リュボミアスキー リュボミアスキー教授の人生を「幸せ」に変える10の科学的な方法

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ソニア・リュボミアスキー リュボミアスキー教授の人生を「幸せ」に変える10の科学的な方法


         今の私はもう先のない老人です。生涯独身者で死ぬことになるでしょう。何ら喜びもなく、ただ死ぬまで生きているだけの日々があるだけです。これは幸せの状態であるはずがありません。あまり期待しないで、この憂鬱な気分を晴らすために、この本を手にとって読んでみました。

「もし何々であったら」と考えてみることを勧めています。私の場合、もし私が結婚していたら、どうなっていたかを想像してみます。多分妻からカネがないとブツブツ言われるでしょう。私の性分として、夜遅くまで残業してカネを稼ごうとしないから、そうなることは必定です。サラリーマンなど勤まる我慢強い性分ではなく、仕方なく親の商売を引き継いだ次第です。この商売も親ほどのバイタリティはなく、現状維持で満足するだけで、多いに発展することはなく、年々ジリ貧になっています。このような状態で妻や、子供がいたら、私は妻や子供からバカにされ、そうそうその家庭に自分の居場所がなくなるでしょう。まるで針の筵に立たされているようなものです。妻の毒々しい罵言で私の精神はぐちゃぐちゃになります。

こう考えると独身であることの喜びがひしひしと感じられます。誰一人として、私を叱るものがいなく、少々は寂しいが、それなりに精神は安定し、喜びはないがそんなに苦痛もない、おまけにカネがないから無料で図書館から本を借り、半分寝ながら本を読んでいても、誰も文句言う人もおらず、おまけに自営業だから、上司もおらず、あれせい、これせいと命令されず、気ままに過ごしている。なんぞこれが幸せでないといえるのか。

こう思うと私は私が思うほど不幸ではなかったと気づきます。妻帯者や子供があったりしたらこのように自由に暮らせないでしょう。案外今の日本ではこのような気ままな生活はめったにないことで、誰もが憧れる生活かもしれません。カネがたんまりあれば申し分ありませんが、カネもあればあるで、かえって欲望が深まり、まるで麻薬患者になるようですから、私のようにカネがあまり入ってこなく、でもそこそこ生活できるくらいが一番いいのかもしれません。

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