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霊媒師とマジシャンは昔から敵対しています。科学者はよく騙されますが、マジシャンは騙されません。小説家コナン・ドイルも霊媒師にのめりこんでいました。妖精が写っていた写真を信用していました。SF作家のダグラス・アダムスは皮肉にもこう言っています。
「草木の根本に妖精がいると信じなくても、庭が美しいと感じればそれで十分ではないだろうか」
霊媒師がよく使う手に「コールドリーディング」というものがあります。日本的に言えば、「貴方の家には松があるでしょう」とカマをかけ、お客があるといえば、「そうです、その松が・・・」といわくありげにいい、ないといえば「それはよかった」とか何とか言って、話を続けます。つまりお客の言っていることから霊媒師はお客の情報を掴んでいくのです。そうまでしなくてもお客のほうからいろいろと自分のことについて無意識に言っていることも多いのです。それを霊媒師は目ざとく掴み、お客が納得するような話にもっていくのです。霊とか霊感とはまやかしものと思って間違いありません。それがあると主張するから霊媒師に問題があるのです。霊媒師はもっと心理学を学び、カウンセリングの技術を磨けば、立派な精神分析医になるでしょう。安易に霊など持ち出すから、おかしくなるのです。
ダレン・ブラウンもマジシャンとしてコールドリーディングを使うことがあります。彼は霊媒師との違いをこう言っています。
「私もコールドリーディングを使うことがよくあるが、その文脈は大きく異なる。霊能者はリーディングは本物だといい、心を開いて秘密まで見せなさいと促す。わたしのリーディングは本物ではないといい、疑念の目で距離をたもちながら楽しんでくれと促す。」