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日本列島は2000万年前、ユーラシア大陸にくっ付いていたのか、その一部であったのでしょう。そのころから亀裂が入り、1400万年前に、日本海の原型が出来上がったということになっています。そのもともとの原因は、それより2000万年前インド大陸がユーラシア大陸にぶつかり、それによってヒマラヤ山脈ができたりしています。その影響がユーラシア大陸の東側部分にも押し寄せてきて亀裂が出来て、それが拡大して日本海になったのです。マントルの対流によって地殻が絶えず動いているのです。今から2000万年後日本列島は再びユーラシア大陸にくっ付くかもしれません。ハワイ列島も徐々に日本に近づいているようですから、4000万年後にはハワイもユーラシア大陸にくっ付いているかもしれません。人間の時間感覚では今の地球の風景は変わらないように思えますが、万年単位だとビデオの早送りの雲の流れのように変わっているのです。現在の熊本の地震も活断層の活発化といわれていますが、その元にはマントルの対流によって起こされる地殻(プレート)の移動があるのではないかと思われます。
日本海は風呂桶にたとえられています。対馬海峡、津軽海峡、等々、日本海の入り口、出口は深いところでも130メートルしかありません。ところが日本海の最深部は3800メートルあります。シベリアから吹く寒気団の偏西風で、酸素を良く含んで重くなった日本海の水が深部に流れ込んで、この風呂桶に対流をもたらします。この循環は200年から400年にわたって循環するそうです。ところが最近の気候温暖化によって、冷たい偏西風が弱まると、日本海の水の流れが弱まります。海底部まで酸素の行き渡った水が流れこまないようになります。そうなると生物も住めませんから死の海になるということになります。蟹などとれなくなるでしょう。実際、調査で深部の酸素濃度が低くなっているようです。また日本海は日本にたくさんの雪をもたらします。これは缶詰された水ともいわれ、雨だと河に流れてあまり陸地に留まることはありません。雪は山などに積もって徐々に溶けていきます。地下水になったりして長く地上や地下に留まります。これが米作りにも役立ちます。温暖化になりますと降雪量は少なくなり、水不足になる傾向が出てきます。雪かきは少なくなりいいように思えますが、それ以上に水不足は困ったことになるのです。