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読書

チャーリィ古庄 世界ヒコーキ紀行


        私も飛行機を見るのが好きでたまりません。
YouTubeで戦闘機の飛行や旅客機の離陸や着陸の映像を見ています。その映像の中で飛行場の近くで三脚にカメラを据えて飛行機を撮っている人たちが多くいます。飛行機事故のスクープ写真やビデオを撮ってマスコミに高く売ろうとしている人ではないかと思っていましたが、この本で飛行機を見るのが趣味だという人がいて、イギリスではこれを「スポッティング」とよんでいるそうです。日本では単なる暇人といわれますが、イギリスでは「高尚な趣味」だといわれています。もちろんチャーリィ古庄もその一人です。世界各国を回り、いろいろな飛行機に乗ったりして写真を撮っています。プロペラ機に乗って、騒音と機体の軋みが激しいのを不安がっていましたが、その機は翌年空中分解したそうです。戦後日本で初めての作った飛行機YS-11はタイでつい最近まで一機稼動していましたが、事故ってもはやその勇壮は見られなくなってしまいました。事故を起こす機は汚れていたり、エンジン周りにオイルが付着したりしているそうです。要するにメンテナンスができていないということです。いくら値段が安いからと言っても、機体が汚れていたり、機内の掃除が行き届いていないなら、その機には乗らないほうが賢明でしょう。私はもはや68歳、いまからパイロットになれることはありません。せいぜいこのような本を読んだり眺めたり、動画を見て飛んでいるような気分に浸るしかありません。フロイトによると空中に飛んでいる夢はセックスを暗示するそうですが、飛行機の機首部分は亀頭ともとれなくはないような形になっている旅客機もあるような気もします。

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