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橘 哲雄 ふしぎな110番

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橘 哲雄 ふしぎな110番


        警察官も私がなりたがった職業の一つです。刑事か鑑識課になって、他者の人生をいろいろ調べて、洞察を深めたいと思っていました。110番の電話受付では、警察畑では裏方で、なんら魅力的なところがない職場だと思いましたが、この本を読むと結構面白いところであるとわかりました。

泣きながら「彼氏に振られた」「寂しい」といった110番がありました。それに対し著者は一時間も「対応」したそうです。事件性ではないので職務外だと思われますが、電話の主が自殺でもしかけないという恐れがあるのなら、その一時間も警察の正当な対応である思われます。どのような「対応」をしたのか気になります。今度私とデートしようと言うと越権行為になる可能性もあります。留置場で女性被疑者に便宜を与えたお礼で女性被疑者とセックスをした警察官が逮捕された事例があります。この職業も一歩間違えれば、自らが犯罪者になる可能性もあります。

公務員には守秘義務があります。特定な個人が想定されるようなものは公開できませんが、この本で出ているようなものは、かえって警察の仕事の理解を一般人に浸透させ、かえって予算の獲得に役立つでしょう。

橘 哲雄のプロフィールを見ると、「馬鹿な課長がいて」愚痴を副署長に言ったら、「試験を受けて偉くなり追い越せ」と言われたと書いています。いい思い出であると書いていますが、果たして偉くなって課長を追い越したのでしょうか?最終的には警視の身分で退職しています。ノンキャリアで警視になるのは大変であると言われていますから、橘 哲雄も一生懸命に勉強したと思われます。エジソンの格言はどの世界にも通用するようです。「1%のひらめきと99%の努力」こそ成功者の要諦です。

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