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本編の主人公はジェイ・サルノ、1921~1984,ラスベガスにシーザーズホテル、サーカスサーカスを作った人です。今までのラスベガスホテルは単にカジノの付属物でしかなかったものを、個性のある建物に変えてしまいました。古代ローマ帝国の宮殿に模したのです。そこでは男はシーザーに、女はクレオパトラになれるのです。美女の従業員がギャンブルで疲れた男たちのこめかみをもんでくれるサーヴィスもあります。すべて豪華なのです。反対にサーカスサーカスは子供連れ可能な低料金のカジノです。ここではカジノだけではなく、大人も子供も喜ぶアトラクションがありました。後のディズニーランドのようなものです。
ジェイ・サルノの祖父はロシアに住むユダヤ人でした。その息子は迫害からアメリカに渡ったのです。ジェイ・サルノは大学を卒業した後、同級生のマリンと一緒に建築資材のレンガなどを売り、アパートなど作ったりしています。マリンは堅実ですがジェイ・サルノはギャンブル好きで、性格は正反対ですが、お互い相反するものを求めてその関係がうまくいったのでしょう。とうとうラスベガスに到着し、トラック協同組合のジミー・ホッファから金を借り、シーザーズホテル建設に着手します。このジミー・ホッファはマフィアともつながり、時の司法長官ロバート・ケネディからも追及されていた人物です。後にマフィアから消されて、死体も上がってこない状況になっています。ジェイ・サルノはシーザーズホテルを完成させ、ラスベガスの顔になります。毎日贅を凝らした食事をし、糖尿になり、美女と戯れる生活にくれました。最後、ホテルのスイートルームで二十歳の美女と二回戦を行おうとするとき心臓麻痺で死亡しました。63歳です。好きなように生活できたので悔いはなかったでしょう。