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ドキュメント電王戦

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ドキュメント電王戦


        2012年に故米長が将棋ソフト「ボンクラーズ」に負けて、2013年からプロ棋士5人と、将棋ソフト世界大会で5位まで入賞したソフトとの団体戦が発足しました。この2013年のことを記したものがこの本です。結果は将棋ソフトが3勝し、実際は大負けだったが、入玉して駒数が同点で引き分けが一つ、プロがかろうじて一勝しています。今年の2014年にいたっては引き分けもなくなり、プロが4敗しています。ソフト制作者の一人はもはや将棋ソフトは名人を超えていると豪語しています。おまけに自動車と人間が走りっこしても負けることは当たり前で、何も恥ずかしがることはないように、たとえソフトに負けてもプロは恥じ入ることはないと、慰めとも、自ら驕っているようにもとれるような発言をしています。

ソフトの制作者はプロと将棋しても両駒を落としても負けるでしょう。でも彼らの作ったソフトは「大量のデーターを処理し・分析することで」プロの将棋指しと同等それ以上のことが出来ることを証明してしまいました。やがて「サイコロを振らない対戦ゲーム(二人零和有限確定完全情報ゲーム=チェス、チェッカー、オセロ、五目並べ、将棋、囲碁)」はかならず「必勝手順」が見つかり、先後を決める振りゴマだけで決着するようになる日が来るそうです。何しろ今回のコンピュータソフトの一台は1秒間に「約2.7億」もの「探索局面」ができて、私のように一手先か二手先かしか読めないようなものとは全く質が違っているようなものになっています。すでに株のトレーダーはコンピュータソフトがやっています。飛行機の操縦も同じことになっています。自動車もやがて人間がハンドルを持たない日がやってきます。医者も弁護士もいらなくなります。コンピューターが世界を支配する時代になってゆくのでしょう。

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