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小泉武夫 小泉武夫の世にも不思議な食の世界

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小泉武夫 小泉武夫の世にも不思議な食の世界


         小泉先生が教授を辞めて食堂を開くなら、「猫飯屋」だそうです。「猫飯」とはご飯に味噌汁をぶっかけるだけのご飯です。その味噌汁にバラエティーも持たせて、飽きさせないメニューを考えています。それか魚屋の隣に「粗屋」という、魚をさばいて、捨てるところの粗ばかりで料理を作って出す店だそうです。ただ同然の材料で商売するのですから、素人目で儲かるのではないかと思っているようです。最近の消費者の傾向としてどぶのような汚らしいものはたとえおいしいとしてもはなから相手にしないでしょう。回転すしのように人工的に成型されて、見栄えのいいように着色され、腐らないように保存料を入れ、何日の形が崩れない身だけを好み、腐りやすい腸(わた)の塩辛とか、硬そうな魚の骨せんべいなど食わないでしょう。日本の食品廃棄物が世界で最も多い国だといわれています。もともと身すらも欲しげもなく捨てる国ですから、捨てるような材料はもとから食品という範疇に入っていないのかもしれません。先生はこのような国民性を目覚めさせるために標語を作っています。

「肉食って粗捨てる馬鹿」

「粗汁は万病の益薬」

「粗汁一杯夜三回」

「粗即是空喰即是粗」

「粗は魚より出でて肉より旨し」

「粗の晩飯後三里」

「魚は死して粗を留め、人は死して名を留む」

「粗はペンよりも強し」

「身を捨ててこそ浮かぶ粗もあれ、鍋のごった煮」

「食のプロフェッショナル」になると食材の考え方が広角的で、普段我々が口に出来ないものを世界を股にかけて探し回っています。

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