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ニコラス・ウェイド 人類のやっかいな遺産

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ニコラス・ウェイド 人類のやっかいな遺産


       人種に優劣があるというのは禁句ですが、この本の言外には人種には差があるということを言っているのです。この本は大いに批判をあび、著者も何度も改定し、この日本語訳は
Kindle版です。人種は大まかに分けて、アフリカにとどまった黒人と、アフリカから出てヨーロッパに行った白人種と東に行った黄色人種です。どの生物も進化をとげているのですから、人間だけがそうではないといえないことは薄々わかります。三大人種はそれぞれの地で進化をし、皮膚の色だけでもこのように変わったのです。知能指数でも黄色人種は105、白色人種は100、黒人(アフリカ系アメリカン)は85から90。ハーバード大学は黄色人種の点をからくし、白人種や黒人種の点を甘くしています。そうしないと全生徒が中国人や日本人や韓国人になるからです。ウェイドは、この事実を「実はたいしたことはない」と言い、それよりは15世紀以降西欧が科学思考を高め、現在の世界の覇権国は欧米になっていることで、総合的に白人種のほうが優秀だと言いたいようです。中国は停滞し、日本は欧米をひっくり返そうとしたが、失敗し、二列目に甘んじていると言っています。

私が思うには、かつて蛮族であったバイキングの子孫、古代ローマ帝国ではその頑強な体つきから奴隷やら傭兵として雇われていました。そのヨーロッパ社会にユダヤ人が入り込み、言語能力と数学の能力で金貸しなります。ユダヤ人の知能指数は115を超えるのです。数世紀間利子の計算やら、その国の言語で契約書を書いたりしたからです。ユダヤ人の知恵と金力がやがてバイキングの大航海時代の屈強な船乗りと結びついて世界を征服するになったということです。ヨーロッパの学者はほとんどユダヤ系で、後のノーベル賞は多くのユダヤ人が受けています。白人種の凶暴さとユダヤ人の知恵が多くの植民地をユーロッパに国々にもたらしたということになります。だから白人種だけでは「実はたいしたことはない」といえそうで、ユダヤ人がからまったことで大発展を遂げたということです。

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