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杉本良男 インド映画への招待状

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杉本良男 インド映画への招待状


        インド人の血液型で一番多いのはB型です。B型は日本の血液型性格診断によりますと、能天気で明るく、相手にあわす気心の持ち主ではなく、自分本位で好き勝手に生きてゆくというわがままな人たちということになっています。インド映画「踊るマハラジャ」や「スラムドッグ&ミリオネア」をみても、歌いながら踊り狂っているシーンが出てきます。この本の著者も言っているように、映画の筋とは関係ないところで突然踊りのシーンが入ったりしているのが多いのです。どの国民も楽しいことは好きですが、特にインド人は歌うこと踊ることが大好きな国民かもしれません。国民と言っても「多言語国家」であることから単一の民族ではありません「数千の言語」があり、主な言語はヒンディー語、タミル語、テルグ語、カンナダ語、マラヤーラム語なのです。宗教的にもヒンズー教とイスラム教に分かれています。ガンジーの思いとは違って、この両者はインド独立後対立が深まり、たびたび騒乱を起こしています。

インド映画では美人の女優が美声で歌っているシーンがありますが、これは吹き替えです。オバサンというくらいの国民的歌手が若い声で歌っているのです。なかなか美人と美声は両立しないのでしょう。インド映画の俳優人たちは有名になると、政界に打って出ます。人気者ですから当然当選します。映画ではインドの母と言われた女優が政治家になると、養子の結婚式で莫大な費用をかけたことで顰蹙をかっています。映画では貧乏で、夫につくし、息子につくすけなげ母親であったものが、結婚式では豪華な靴をはき、これ見よがしに派手な衣装で出たものですから、インドの慎ましい母というイメージが壊れたのでしょう。インドでも世襲化が起こり、俳優でも二世三世が親や祖父祖母の七光りで俳優になったりしています。1990年映画最盛期で年間948本も映画が作くられています。最盛期は過ぎたとはいえ、今もハリウッドと比較されてボリウッドといわれていうくらいですから、日本より多くの映画が生産されているでしょう。

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