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1998年に出版されたこの本は1999年に日本語訳で出ています。全ゲノムが解析されたのが2003年で、全世界がゲノム解析にしのぎを削っていた頃です。遺伝子の欠損や配列がおかしいと、これこれ、こういう症状が出るといったことが単発的にわかっているものもありましたが、これから先、夢のような遺伝子治療法が開発されて、ガンなどなくなるだろうといった楽観的な気分が漲っていた時代でした。あれから20年近く経っていますが、この方面の研究はどうなっているのでしょうか?脳の発達にしても3歳くらいまでが大事だということですが、その間に複数の言語や算数を教えていいものかというと、どうもそうではないようです。経験上から脳の順調な生育は「安全で保護されているという感覚が子供には不可欠」というあたりまえのことが必要らしいのです。遺伝子を少々いじくって天才を作ってもそれが欠陥人間だったら身も蓋もないのです。最近のニュースで、別の植物を二本掛け合わして、トマトを作るというものがありましたが、これこそ奇形ではありませんか。食えるといっても食いたくないものです。納豆も遺伝子組み換えではありませんと書いていますが、不審に思いながら食べているので栄養が身につかないかもしれません。