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バカ田大学後援会 天才バカボンの大神秘

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バカ田大学後援会 天才バカボンの大神秘


     最近昔のことが思い出されて仕方ありません。これも私の死期が近いのかもしれません。夢でも死んだ父や母や兄弟がよく出てきます。赤塚不二夫も72歳で2002年に亡くなっています。まさしく私も73歳ですが、そろそろ死んでもいい時期です。

2016年1月9日に「赤塚不二夫自叙伝」の感想をアップしています。中国からの引揚者なので、大変な苦労をしています。特に母親はつらい思いがあったことでしょう。父は中国人に対して差別などしなかった人で、それで終戦後襲撃されることがなかったそうです。中国人に対してえばっていた人は殺されたりしています。民族が違え、誠実に付き合えば誠実がかえってくるというのがわかります。みだりに偉そうにしないことが肝心です。

この本で初めてバカボンのパパとママがどういう経緯で結婚したかがわかりました。明治の作品である金色夜叉のお宮と寛一が出てくるとは古い。赤塚不二夫は昭和で活躍した人です。昭和の寄席でも寛一お宮のパロディーが演じられていました。大戦中、南海の島で兵隊の演芸会のもっとも人気はこの寛一お宮の芝居だったそうです。金にくらんだお宮を蹴っ飛ばして寛一が言うセリフがこうです。

「来年の今月今夜のこの月を僕の涙で曇らせてみせる」

バカボンのママは強制的にお宮にさせられ、バカボンのパパに蹴られます。金にくらんだ女ではないと証明するために、バカボンのママはパパに求愛することになったのです。バカボンのパパは一応大学卒です。バカ田大学、早稲田大学の駄洒落です。テイノウ義塾大学も慶応大学の駄洒落です。将棋のプロ棋士にも赤塚不二夫に影響を受けた人もいます。藤井聡太の指し手「同飛車」を「同志社大学」と言って笑いをとっています。

 

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