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ファブリツッオ・グラッセリ イタリア「色悪党」列伝

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ファブリツッオ・グラッセリ イタリア「色悪党」列伝


        ユリウス・カエサル、ロドリコ・ボルジア、レオナルド・ダ・ヴィンチ、カラヴァッジョ、ジャコモ・カサノバ、ジャコモ・プッチーニ、ベニート・ムッソリーニの7人を物語風にいかに女たらしかであったかを書いています。ロドリコ・ボルジアと、カラヴァッジョがはじめて知る人物です。ロドリコ・ボルジアはローマ法王で、宗教者であるにもかかわらず、毎晩3pなどしていたようです。カラヴァッジョは絵描きで、賭博かゲームのトラブルから殺人を犯し、イタリア中を逃げ回っていました。レオナルド・ダ・ヴィンチだけは不特定多数の女とやりまくるということはなく、弟子からはホモかとおもわれたくらいです。しかしモナリザのモデル、ミラノ公爵ジャン・ガレアッツォ・スフォルツァの妻イザベラ・ダラゴーナで、夫の死後、ダ・ヴィンチと寝床を一緒にし、モナリザを描きあげたということになっています。ムッソリーニについては、私の中学生時代、図書館で歴史写真集があり、愛人とともに反対に吊るされた写真を見ました。一時期イタリアの総統とあがめられた人物が電信柱なんかに吊るされているのです。この写真集にはポーランドに侵入したナチがポーランドの抵抗分子の男女を斧で笑いながら首を切りつつある写真も載っていました。人間社会ほど怖ろしいものはないと確信しました。また戦争は人間を怪物にするとも思いました。ユダヤ人虐殺に関わったアイヒマンも一見すると真面目な公務員にしか見えません。職務に忠実すぎて、ある面優秀な人材であったのでしょう。

話は変わりますが、今アメリカのイージス艦が南沙諸島を回って中国を挑発しているようです。変なことにならなければいいがと願っています。アメリカでは遠くの町だと感じられていますが、日本では自分の庭先のことです。ここで拳銃が発射されればいつ何時流れ弾がこっちの方にくるかもしれません。こうなると日本もアメリカを助太刀するために銃を取って戦いに行くのでしょうか。中国には我々いろいろな思いはあるかもしれませんが、再び戦火を交えることがあってはなりません。

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