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フィリップス・ポンス 裏社会の日本史

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フィリップス・ポンス 裏社会の日本史


      本書は二部に分かれ、一部でエタ、非人など身分制度の埒外にいる人々の解説と、近代になっての貧窮者との関連を説明しています。二部ではヤクザという存在を一部で説明した人々との関連を含めて説明をしています。ここに通貫するものは、貧しさということです。いずれにしても食えなくなると、人はみな犯罪をするということです。そうかといって豊かになれば犯罪をしないというわけではなく、もっとスマートに犯罪に見えないような金儲けをしているということになります。貧乏人の犯罪は金満家と比べて「せこい」とか「やぼったい」ということになります。ついこないだのバブルで、数兆円もの借金を踏み倒したヤクザにしても、カネがさが大きくなったと言っても、やっていることは恐喝殺人など江戸時代からやっていることばかりです。本来的にはプロレタリアートの一員なのですが、プロレタリアートとまるっきり反対の右翼をかたり、あわよくば現政権のお目こぼしにすがり、締め付けを緩めてもらっているという感じさえします。数年前までは政治家の葬式にヤクザの親分の花輪が並んでいたものです。今は暴対法でヤクザは陰に隠れてしまいましたが、オレオレ詐欺のように、相変わらず貧乏人をリクルートし貧乏人からカネを巻き上げようとしています。これらの大本はヤクザが取り仕切っているのでしょう。

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