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ヤクザとは利に敏い人間であると鈴木智彦は言っています。強いものには弱く、弱いものには強いといった、無駄な戦いをしないのがヤクザのプロで、無益な戦いをするのがヤクザのアマチュアだそうです。戦後すぐの学生上がりの愚連隊などケンカが好きなだけの連中であり、いくら数が多くても、やがては飛散します。その点プロのヤクザは敵対するヤクザとの比較をし、勝ち目がないとわかると、早めに手打ち式を心掛けます。小指を切り下ろし、相手に恭順な態度を取り存続を許してもらいます。広島や呉のヤクザは、「仁義なき闘い」を見る限り、すこしアマチュア部分もあります。この地のヤクザは面子をすこぶる重要視するので、無駄な殺人がおお過ぎる。人は田舎者に限って、いい格好をしたがるのです。でも話す言葉は広島弁で、「おどりゃ、すどりゃ」で格好いいものではありません。相手をビビらすにはぴったりとした言語でしょう。私も東京にいた時、「広島じゃけん」と言ったら相手は少し引いたようです。