韓国や中国を除いて、アジアの国々は日本を好いているのではないかと思っていましたが、どうもそうではないらしいのです。福澤諭吉以来、アジアを相手にせずといった態度が、たとえそれらの国との貿易や関係が増えても、無意識のうちに日本人の中に出ているのでしょう。ここではタイの日本人専用の盛り場を出しています。タイに駐在している日本人男たちは仕事を終えると、これらの盛り場に繰り出して、決して現地の人々と接しようとはしないのです。日本語のできるホステスさんにサービスされて、まるで日本であるような状態を望んでいるようです。おまけにセックスも彼らが日本で自分の妻とセックスするように仕事で疲れ果てて元気がないようです。日本の妻はものたらないようですが、タイのホステスさんは大喜びです。手がかからず、アッという間に果ててくれて、すぐ寝てくれ、おまけにお金をはずんでくらますから、こんなありがたいお客はないようです。ゴルフもそうで、日本人ばかりが集まってプレイをし、それももたもとするので、次の客がプレイできないので困っているようです。
私は日本ほどアジア各国に援助し、莫大なカネを使っていると思っていましたが、この援助も、日本の企業がついていて、例えばその国に橋を架けようとすると、日本の企業がその設計、建築をすべてやり、その援助金はまた日本に還元していることになっています。ただでやっているわけではないのです。今や中国がそれを真似て、大規模にやっていますが、やはり顰蹙をかっている場合が多い。
アメリカがアジアから退潮していくと、やがて日本が軍事的意味でもこの間隙を縫って押し出てくるであろうと、アジア各国は恐れているようです。アメリカを嫌っても、アメリカにはアメリカンドリームといった、豊かな生活が努力すればできるといった思いをいだかせてくれますが、日本では、日本人の生活を見ると、会社に長時間拘束されて、どんなに頑張ってもウサギ小屋がやっともてるといったような夢のない現実を見ると、アジア人はとても日本人に支配されたくないと思っているようです。
アメリカもトランプ政権下、日本を締め出そうとしているのですから、今まで稼いだカネを日本で使い、インフラや、ウサギ小屋を人間の住める家にしないと、アジアの人々の憧憬を勝ち取ることができないでしょう。日本人男のセックスの弱さをアジアの女性に喜ばれても、それに反抗するかのような日本人女性の外国人好き、とりわけパワーのある黒人好きが外国男の喜ばれても、このままでは、日本を「リスペクト」してくれるような国はいないようです。