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ブルース・ローレンス コーランの読み方

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ブルース・ローレンス コーランの読み方


     宗教には断然教祖も必要ですが、それ以上に教祖を盛り立てる使徒と熱狂する女性もいないと成り立たないと思われます。キリスト教の12使徒に当たるのが従兄弟のアリー、マグダラのマリアに当たるのがムハンマドの年上の妻ハディージャ、それに幼な妻のアーイシャであろうと思われます。猿の世界でもそうですが、ボスはただ強いだけではボスにはなれないようです。オスにもメスにも頼られるような猿がボスに認定されるのです。そのためには教祖やボスは大いなる悩みを抱えなくてはなりません。ムハンマドも商売ではそれなりに儲けていましたが、何か物足らなさを感じ始めます。そこで洞窟にこもって瞑想し、精神的変異を経験し、やがて神が乗り移るようになります。誰しも自分がどうなるかの不安を抱えています。大方の者が日常生活に没するようにして、その不安を浮上させないようにしています。教祖やボスはその不安を顕在化し、別の視点からそれらの解決方法を表現化することで、他の人々から大いなる賞賛を受け、同時に帰依されることになります。年代を重ねるごとに解説者も増え、教祖の考えは体系化され、ますます緻密になっていくのでしょう。それからまた異端の考え方も出てきます。コーランでの「ジハード」という概念もイスラミックステートの敵を殲滅するといった過激な考え方もありますが、精神的な精進ととる流派もあるのです。

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