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キリストが着た服なら誰もが触りたがりますが、連続殺人鬼が着たカーディガンを誰もが着たがりません。そのカーディガンは単なる物質ですが、着た人によって、その人の何かがこもっているように感じるようです。家やマンションでも同じことです。おぞましい殺人が行なわれた場所に人は住もうとは思わないでしょう。幽霊など馬鹿らしいと思っていても、深夜一人そのような場所でいると、少し気が変になってくるような気がします。毒蛇や毒蜘蛛がいないにもかかわらず、依然としてそのようなものを怖ろしがるというのは、進化の過程で植えつけられたものでしょう。われわれ哺乳類の先祖は恐竜時代弱弱しいものでした。巨大な足で踏み潰されたり、翼竜についばなれたりしていました。巨大な昆虫にも追いかけられたかもしれません。日々恐怖の連続です。頭の後ろの視線に気づくというのも、外敵どもの強襲の連続に晒されたせいだと思われます。敏感で動作がすばやくないと生きつづけることはできません。何億年かこのような生活を続け、弱者がゆえにこのようなスーパーセンスを身につけたのでしょう。だからスーパーセンスは臆病風と言い直してもよいものです。