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1940年生まれ、今は79歳です。まだ元気に息子と一緒に商売に出ているのでしょうか。泰明小学校の前のビルの地下に店があります。一人当たりの料金が10000円から14000円くらいとでていますから、高給店なのでしょう。
静岡県、伊東の網元の息子であった徹が板前になったのは家の没落です。板前の修業なら毎日飯が食えるだろうという兄の助言からこの道に進みました。32歳、1972年独立し、しも田を開業します。
この本では素人さんを築地の市場に連れて行き、魚の吟味・講釈をしています。今年市場は豊洲に変わりましたが、銀座から遠くなって、仕入れも大変でしょう。
寿司の握り方は「箸でつまんで崩れず、口に入れて散る」だそうで、これを見ると、和食の繊細さがわかろうというものです。小芋のたきかたも、ほぼ私と一緒ですが、私の場合は一工程手を抜いています。この違いが彼の店では一人当たり10000円以上になり、私の店では1000円程度になるのでしょう。彼の趣味は落語であり、この本でも盛んにオヤジギャクを飛ばしています。毎月一回落語家を呼んで、その日は店が寄席になります。立川談志も生前よく来たそうです。