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アメリカの問題の根源はすべて人種差別にあるとポール・クルーグマンは言っています。この格差も人種問題から来ています。かつてロナルド・レーガンは福祉で楽をしている人がいると言って、黒人とはっきりと名指ししないでもそれが黒人であるということが分かる演説をしています。白人の納めた税金が横着な黒人のために使われているのは理に合わない言い、このような福祉を止めて、金持には過剰な税金をかけないで、貧乏には横着なので自業自得であり、放置しておくに限ると主張していました。これは現在でもアメリカに全国民を対象にした皆保険ができていない証拠です。この考え方を理論付けたのが「ニューコンサーバティヴ」や「ネオコンサーバティヴ」で、ウォール街と結託し、政治に介入し、税制を変え、金持にカネがドンドン残るような仕組みを作ったのです。シンクタンクを作り自分たちに都合のいいような考え方を広め、政治家には寄付をして、自分たちに意見を反映するような法律を作らせ、国民に不満が溜まると、他所で戦争を起こし、愛国心を掻き立てて、その場しのぎをするといったようなことをやっています。アメリカは戦争国家であり絶えず戦争をしていないと、国内の不一致から来る崩壊を回避出来ない状態になっているのです。
さて最近の国際状況を考えてみると、北朝鮮とアメリカの一触暴発の状態になっています。かつてベトナム戦争で文官の指図で戦争に負けたのだというアメリカ軍の中枢の思いがあります。トランプ政権での国防長官はジェームス・マティスで、元海軍の大将です。第二次世界大戦では黄色人種の日本人を負かせたが、朝鮮戦争では北朝鮮と中国の黄色人種と引き分け、ベトナム戦争では負けてしまいました。ナンバーワンと思っている白人にとってこれは屈辱そのものです。北朝鮮が核を搭載する大陸間弾道ミサイルを開発してアメリカを攻撃するという恐れもありますが、「ニューコンサーバティヴ」や「ネオコンサーバティヴ」が思い描いている構図は、極東の地域に混乱を引き起こし、黄色人種同士の対立を引き起こし、この地が廃墟になり、同時に黄色人種の根絶やしや、衰退を画策しているということになります。アメリカの真の狙いは中国と日本を戦わせ、世界の国民生産高2位と3位の国を一挙に潰すことにあると思えてなりません。「人種戦争」は古い話しかと思っては間違いのもとです。今も水面下で続いているのです。つまりこの「格差」は自然にできたものではなく、人工的に作られていくのです。