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読書

ポール・クルーグマン 浜田宏一 2020年世界経済の勝者と敗者


    2020年になると、日本だけが黄金期を迎え、中国やアメリカソ連EUなど全て没落しているというのを期待して読みましたが、どうもすっきりと、2020年の勝者敗者を予測していません。

日本では人口減少が一番の問題ですが、これには今まで余り働いていない女性たちをフルタイムで働いてもらわないといけないと言っています。もはや三食昼寝付きの専業主婦は許されないのです。アベノミクスは一万円札をドンドン刷っていますが、ハイパーインフレになることはないと断言しています。日本はギリシャと違って、「自国で札を刷ることができる」から「デフォルトリスク」はないということです。日本国債はクルーグマンのよるとAAAだそうです。格付け会社が何やかやと言っても、「格付けとは権威などではなく、単に格付け会社の商売の手段」であって、そのようなものに振り回されることは無いということです。

ここで気をつけないといけないことは、ロシアと中国です。

「経済が順調でなくなった非民主主義国家が、外交面で他国と軋轢を起こし、国民の目をそちらに向けて批判をかわそうとすることだ」

もうすでにロシアがウクライナでやっています。最近ウラジオストックで、プーチンと習近平がエプロンをつけて料理を作って、うになど食べていましたが、北方領土のうになど決して日本にとらせないからというメッセージを込めているのでしょう。中国は中国で尖閣諸島の海底資源は中国のものだというのを暗に込めているのでしょう。それか日本など鍋で煮てしまうぞという恐喝かもしれません。日本の唯一の資源は雨ですから、水からエネルギーを取り出す技術を作り、ロシアの石油など意味の無いものにしないといけません。

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