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読書

マイケル・ムーア アホでマヌケなアメリカ白人


           マイケル・ムーアは洲の法律で18歳で選挙の権利があり、また立候補の権利もあると知り、高校の校長排斥公約を掲げ、当選し、校長を辞職に追い込んだという話を書いています。このぐらいでないと、ブッシュ大統領をアホ呼ばりできないでしょう。

「外国人の目から見れば、喜んでバカを晒しているアメリカ人があんな大統領(ブッシュ)を選んだのはちっとも不思議ではない。あの大統領ときたら、自分の報告書も含めて字と名のつくものはほとんど何も読めないし、アフリカというのは大陸でなくて、国の名前だと思っていたような奴なんだから」

劣等生であったブッシュは親の力でイェール大学に入り、30歳ころはアル中で、飲酒運転で捕まっています。事業をしても失敗つづきで、その都度親に助けてもらっています。大統領も当選したのも、インチキをしたのではないかとマイケル・ムーアは非難しています。

公民権運動があって一応表面的には黒人や有色人種の差別はないように見えますが、裏では奴隷制度があった時代と変わらない差別が厳然と残っています。その例として、黒人の運転する車は絶えずパトロールカーに呼び止められ、免許証のチェックを受けます。警察の銃で撃たれて殺されるのは圧倒的に黒人が多いのです。

「本当にあぶないのは白人だということを当の白人自身が繰り返し繰り返し証明してくれているに、その事実を白人が理解するって言うことは決してないらしい。学校で銃撃事件が起こればその虐殺の下手人は白人のクソ餓鬼だ。連続殺人魔が出てくれば、それは必ず白人の野郎だ」

未だにアメリカ社会は奴隷制度の残滓をのこしていると言っています。

「俺たちの知るアメリカって国は、何百万という奴隷たちがいなきゃ、そもそも成立しなかった。そして今も、何百万という彼らの子孫が、白人の代わりに汚い仕事をさせられ、それによって国がなりたっているんだ」

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