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ソニーがパソコンを作りよりは、エンターテイメント業界に重点を移したように、アメリカの企業の早くから物を作るよりは、映画とか音楽とか遊園地など、産業界の水商売に手を伸ばしているようです。物を作る企業もエンターテイメント性を取り入れないと、競争から脱落するので、その製品とは関わりのないような広告を作り、話題性を高め、自社の認知度を高める政策をとっているようです。マイケル・J・ウルフはエンターテイメントの専門家として、コンサルタントを生業にしています。彼によりますと、今からの社会はまじめに仕事をこなしているだけでは駄目で、何か面白いことを添加しないと仕事の存続も発展もないということになります。そうかといって面白いことはそうそうなく、ソニーも「ゴジラ」という映画で、宣伝の割にははやらなくて大損しています。おまけに大衆は飽きっぽい人たちで、かつてはヒット曲は10年も続いたものですが、今では今日ヒットしたら明日にはもう忘れている状態になっています。この本は1999年に出版されたもので、まだインターネット草創期で、マイケル・J・ウルフもどう扱っていいものかわからないようです。流れとしては新聞を駆逐するだろうといっていますが、まだ中身・コンテンツはテレビにかなわないだろうともいっています。しかし現在若者はテレビを見るよりYou Tubeを見ているほうが多いようです。それらの製作者も素人が多く、好き勝手にやっていますから、かえってそれが面白く、玄人受けする画面など、やらせだと思い、信用からほど遠いところにあるようです。