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読書

マット・ウェインスタイン ルーク・バーバー 犬に学ぶ仕事術


       タイトルの「犬に学ぶ仕事術」とは、普通の犬は毎日働いているわけでなく、毎日飼い主と遊んでいるのですから、人間も犬に習って仕事を遊びやゲームに変えなさいということを言っているようです。まことに結構な話ではありますが、果たしてこれで会社や社会が成り立つのかは、私にはよくわかりません。楽しく仕事をする事例を出しています。パーティをするとか、プレゼントをするとか、・・・いろいろ書いていますが、仕事と遊びの垣根が取り外されてしまうと、仕事の後のあの開放感はなくなってしまいます。仕事、遊び、仕事、遊びとリズミカルに繰り返すことこそ、メリハリができて、人生を乗り切っていけるのではないかと思いますが、毎日遊びばかりでは、かえってこれば重みになって退屈するだけでしょう。時たまアメリカの学者はこのような能天気なことをシャーシャーという人がいます。グーグルの職場ではスケートボードに乗って社内を走り回っているようですが、生産性が高いということで、遊ぶということは生産性が高いのかもしれません。グーグルでは遊びが仕事になり、一日中、休んでいる時も遊びを考えない時間は無いということで、これでは生産性も上がるはずです。ある面グーグルの仕事のあり方は、日本版の仕事のやり方の裏返しです。日本では長時間会社にへばりついて、苦い顔をして仕事をしていますが、グーグルも長時間楽しそうな顔を作りながら、遊びを考え出さないといけないのでしょう。

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