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読書

マルク・デュガン ビッグデータという独裁者


    「ただほど高いものは無い」というものがありますが、フランス人と思われるマルク・デュガンの国のことわざに、「何かを得るためにお金を払わなければ、あなたは客ではない、商品である」といった、日本と同じことを意味するものがあります。
Googleで検索すると、ただですが、検索するとあなたの情報がGoogleに溜まり込み、結局あなたが何者であるかわかるようになっています。Googleはそれらの情報を企業に売ったり、国家安全保障局などに売ったりしています。あなたは売られる商品になっています。Googleでなくても、ネット上を「ナビゲート」すると、常時9社の商業サイトにスパイされ、あなたの行動が逐一これらの会社の記憶媒体に収集されているのです。ネットなどで買い物すると、その後、その製品に関連した商品の宣伝が集中的に来るのは、あなたがそれらの企業に囚われたということを意味しています。便利なようですが、一旦これらを利用すると超資本主義の囚人にならされるのです。

「人生の大半を寝てすごし、まがい物の欲求にうつつを抜かす時間を脇に置くということは、現代の強欲な資本主義に対して人間が出来る最大の侮辱である」

ビッグデータ企業の夢は、人々を「データを生み出す消費者」として押し留め、人々が考えたりすることをひどく嫌います。考えるのは自分たちでいいのであって、あなた方大半はおとなしく日々消費にいそしめばいいのだと言っているのです。

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