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読書

マルコム・フォーブス 有名人の子供はつらい


        イタリアの色事師カサノヴァは何と自分の娘に求婚しました。その娘の母親に会ったら、かつての恋人でありました。再びその母親とよりを戻しセックスしましたが、手の早いカサノヴァは自分の娘とも、自分の娘と知らずセックスしたようだと著者は推量しています。

偉大な親に恵まれると、子は萎縮して親以上にはなれないようです。その典型てきなものはモーツァルトの子供です。期待されるほどの作曲もできなかったし、小さな町の教会オルガンひきに納まってしまいました。

チャーチルの息子ランドルフも甘やかされて育てられ、ものにならなかったようです。長女は自殺し、次女は飲酒などで何度も警察に捕まっています。

アインシュタインには二人の息子がいます。一人はアメリカのカリフォルニアのバークレー校の教授になりました。もう一人はピアニストですが精神病を患い、生涯治ることもなく、施設で亡くなっています。

ギャングの王カポネの息子の唯一の犯罪歴は薬局でアスピリンと乾電池を盗んだだけです。ほとんど真面目に市民として生きていたようです。カポネという悪名高い名字の変更届をして許可されています。アルバート・フランシスになりました。

遺伝も景気循環と同じ事で、バブルが来るとその折り返しも激しいということになります。均衡点を保とうとして、かえってバブルの反動から、均衡点からずれてくるのかもしれません。天才の親には凡庸がずらりということになります。しかしなかにはバッハの家系のように優秀なのが続く場合もあります。しかしバッハはバブルではなくて、穏やかなインフレ状態ではなかったかと思われます。穏やかに穏やかに能力が向上して行ったと思われます。

 

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