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マーク・フィッシャー リアリズム資本主義

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マーク・フィッシャー リアリズム資本主義


    ソ連が崩壊して、やはり資本主義が共産体制よりは制度としていいのだと思われていましたが、今日のようにごく一部の富裕層と大半の貧民層に二極分裂した資本主義社会が果たしていいと言えるかどうかです。共産主義の中国すら二極に分裂し、対立するアメリカとほとんど変わりありません。1
%も満たない富裕層が世界の富の半分以上を手中にし、その金銭力で自分に都合のいいような社会を作っています。階級の流動性もなくなり、金持は次世代でも金持、貧乏人は次世代でも貧乏人ということで、中世の逆戻りです。それでもまだ中世では下克上もあり、まだ逆転の目がありますが、今からの資本主義社会は管理社会になり、一切の反抗は許されなくなります。中国のように監視カメラが町中に張り巡らされ、顔認識ソフトで怪しい者をしょっ引いて、臓器移植の材料にされます。ある国では死体は肥料にするという法律も出来ました。肥料になるのは貧乏にだけで、金持は立派な墓の下に横たわることができるでしょう。これから先もっとひどい格差が広がっていきます。このような社会で正常であることは異常なことで、大方が鬱になり、他にもいろいろな精神疾患が増加していきます。マーク・フィッシャーも鬱になり、2017年自殺しています。48歳でした。冥福。

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