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オランダがいまだに日本に対して第二次世界大戦で遺恨をもっているのは、スマトラなどのオランダの植民地を一掃されたからです。原住民の人たちは日本軍が入ったことに喜んでいたそうです。それほどオランダの植民地に対する取り扱いはひどいものだということです。胡椒の作付けを強制し、他の作物を許さなかったので、絶えず飢餓に脅かされていました。反抗すれば大砲と銃で殲滅させます。住人がいなくなると、他国から奴隷を引き入れて胡椒を作らせていました。1600年代胡椒の価値は、数キンタール(1キンタール=56キロ)胡椒をもらった船員は一生何もしないでも食っていけたそうです。イギリスの東インド会社も本来は胡椒買い付けの会社です。大航海の覇者たちは今日の世界の諸々の問題をもたらした厄介者たちです。大航海前はインドをはさんで中国やイスラムの国々が程よい交易をしていました。それが西欧列国やのちにアメリカがこの地に暴力的に割り込み、赤道近くの大陸や島々を収奪の地と化しています。おまけに彼らの餓えた胃袋は多くの種の絶滅をもたらします。海亀やネズミや鳥が食い散らかされ、鯨も油だけを取るだけのために盛んに殺されます。いまコンビニで100円のドリップコーヒーが売れていますが、コーヒー豆もかつての胡椒のようにアメリカや欧米の食品会社が取り仕切って、価格も好き勝手に決められ、生産者には少しも儲けがないようになっているのでしょう。