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マーチン・フォード テクノロジーが雇用の75%を奪う

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マーチン・フォード テクノロジーが雇用の75%を奪う


       たとえいい大学を出ても就職できない時代が来ると著者は言っています。コンピューターがますます発達すると知的労働もコンピューターに取って代わられます。医者や弁護士もコンピューターに仕事を奪われつつあります。ましてや普通の会社の事務員など今ではコンピューター一台あれば何人もの仕事をこなしています。一般事務職という仕事はもうないのです。工場でもロボットが人間の代わりに24時間文句も言わないで働いています。「雇用なき経済」の到来です。大学を出てもいい就職先はないとわかれば、大学へ行こうとする人は少なくなります。今のところコンピューターでできない仕事、トラックの運転手とかコックになろうという人が増えてきているようです。そうかと言って全員がそういうものになれるわけでもなく、やがて国民の75%が無職という情けない状態になります。現在のギリシャの比どころではありません。今お金持たちは人を雇わないでロボットを駆使して金を溜め込んでいますが、それが回りまわって自分たちの首を締め付けるようになります。国民の大半が職がなく収入がないのですから、金持が作る製品など買える能力がありません。やがて金持も自滅することになるでしょう。一人だけいい思いをしようというのがそもそもの間違いです。何千年と続いた王朝はありません。情報の伝わり方が遅い古代ではいざしらず、インターネットがめぐらされた現代、このような格差を見せられると人々は暴動を起こすでしょう。現状をこのまま放置していると貧乏人も金持もやがて地獄を味わうことになります。

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