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紀元前3000年ころに文字ができて、現代5000年もたっています。子供は生まれてから2000日(5歳くらい)で自分の国の言語の基本的なものを習得しないといけません。それから小学校、中学、高校、大学と文字を読む訓練も受けて、それなりに常識のある社会人になるのです。言葉をしゃべることはずいぶん長く続きましたが、文字を読む、文字を書くという行為はたかが5000年にすぎません。でもこれによって脳の改変が行われたということです。脳の大きさはさほど変わっていませんから、今まで他のことで使っていた脳の部分を文字を読むとか書くとかいったものに代用して発達を遂げたのでしょう。ここに読字障害(ディスレクシア)という問題が出てきます。レオナルドダヴィンチ、エジソン、アインシュタイン、俳優のトム・クルーズなど、本を読めない障害を抱えていました。このような天才たちが本を読めないなんて、びっくりです。どうも彼らは言語中枢のある左脳の部分を使わないで、右脳に新しい言語中枢を作ろうとしているようです。現在では脳をスキャンでき、血液量の点在がほかの人と違うようです。
「ディスレクシアは、脳がそのもの、文字を読むように敗戦されてはいなかったこと示す最もよい、最もわかりやすい証拠である」
直接シカを見てそれを狩猟しようという脳と、シカという文字を見て、それを狩猟しようと想像する脳では、ある面では相当違ったものになっています。前者は一過性でその場限りでありますが、後者は普遍性を帯び、それ故他者に同じような経験をさせてくれるところに大いなる違いがあるようです。