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ラルフ・タウンゼント 暗黒大陸中国の真実

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ラルフ・タウンゼント 暗黒大陸中国の真実


     まるで現在書かれた本のように感じられます。実際は日中戦争のまえの小競り合いがあった1933年に書かれたものです。タウンゼントは中国人の不誠実さ、凶暴さ、カネに汚いところ、援助しても恩義を感じないことなど、綿綿と中国人の悪口を書いています。それに対して日本人は中国人と対局的なところにいて、寡黙、沈着、無愛想、誠実となりますが、どうもアメリカ人の大半は不誠実ではあるが、嘘見え見えの、大声でしゃべくる中国人のほうを好ましいと思っているようです。要するに中国人はわかりやすい民族だということです。つまりカネのためならどのようなことでもするといった、欲望そのままの民族を見て、自分たちとさして変りが無いという安心感みたいなものがあるのでしょう。その反対に日本人は無表情で余りしゃべらないものですから、不気味に感じるのでしょう。おまけにカリフォルニアに移住して成功する日本人を見て、アメリカ東海岸を日本にとられるのではないかという危惧感にとらわれます。それが日本人排斥につながります。おまけに当時のアメリカの政治的環境も問題でした。ルーズベルトは革命後のロシアを承認し、ニューディール政策でも見られるように一種の社会主義的な思想が蔓延していました。ルーズベルトの周辺には共産党員がおおくいたのです。どうも現在でもそうですが、民主党政権のほうが共和党政権より、日本に強くあたるのが多いようです。タウンゼントは当時から日本は共産圏に対しての砦であるから、潰してはならないと主張していましたが、ルーズベルトは人種的偏見もあり、ロシアや中国と組んで日本を殲滅します。タウンゼントも真珠湾攻撃があった年に逮捕されて刑務所に入れられてしまいます。

結局第二次世界大戦終了後、アメリカは共産圏の進出に苦しむようになるのです。現在ではその中国がアメリカを脅かすほどになっています。

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