忍者ブログ

読書

リチャード・スティーヴンズ 悪癖の科学

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

リチャード・スティーヴンズ 悪癖の科学


        ぼっとしている時は決して時間の無駄使いではないと言っています。このような状態からいいアイディアが浮かぶそうです。そのようによくいわれますが、私もぼっとしているときが多いのですが、これといったいいアイディアなど思い浮かべません。これも人間的資質に問題があるようです。この本ではきっちりと整理されたデスクよりは乱雑なデスクのほうがより生産性の高い仕事ができているそうです。日本は清潔で街自体がきれいだそうですが、革新的なアイディアが生まれにくい国柄かもしれません。偉大なアイディアの周辺でちまちまやるのが日本人の習性に見えてきます。

高いつり橋で恋が芽生えるというのも、人間の錯覚の最たるものだそうです。

「被験者の男性たちは、情動が高かったことを誤解したがゆえに好意を示す明確な好意を示す明確な行動に出た。恐怖が恋にすりかわることを証明したこの研究は、愛の本質が幻想であることを科学的に教えてくれている」

科学の発展は盛り上がった状況に水をさす効用があるようです。それ故、極端な喜びや極端な悲しみなど、科学的に見ると存在することはなく、単なる幻想・錯覚だということになります。このようなことからブッタは宗教者ではなく科学者であったといっても間違いはありません。

PR

コメント

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

カテゴリー

P R