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ルイス・ピーノルト コンサルティングの悪魔

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ルイス・ピーノルト コンサルティングの悪魔


        マサチューセッツ大学海洋工学を卒業したルイス・ピーノルトは当時ライジングサンといわれていた日本に来て日本鋼管に勤め、3年後ロンドン大学に入り、その後日本語が堪能なため、東京でアメリカのコンサルティングの会社に勤めます。そこの会社の受付嬢と最初の結婚をし、忙しくすれ違いの生活が多く、嫁は日本の実家に帰り、シンガポールでルイス・ピーノルトは中国系の新聞記者と仲良くなり、日本の女性とは離婚します。日本の女はおとなしく、離婚はそれほど修羅場にはならず、反対に新しく結婚した中国系の女とは日々争いに明け暮れたと書いています。何しろ英語も中国語も「
I」とか「我」を主語に立てるのですから、自己主張が強く、折り合うことができないのでしょう。ほとほと中国女に懲りて、こんどはインド系の女性と結婚しています。この本の出版は2000年ですが、現在もインドの女性とうまくやっているのでしょうか?

コンサルティングという仕事は「知識」を売り物にするのですが、ルイス・ピーノルトによるとその「知識」にしても詐欺のために使われるものであって、詐欺の常套手段であり、それらしく見せることが重要です。そのためには有名大学の学歴を身につけ、飛行機でもファーストクラスに乗り、ホテルも一泊何十万円する部屋の予約を取ったりします。それらはすべてクライアントから出た金ですが、あえて強く吹っかけることが、かえって信用されるということになります。

解説でもこう書いています。

「アメリカ経済の強みは、こつこつ繊維とか鉄とかプラスティックとかで額に汗してモノを作ることにはなく、情報とか、金融とか、そしてコンサルティングといった、どこか実体の乏しく、何となくいががわしいが、しかしゴマンとあぶく銭を稼げるギョウカイにあるように思える」

アメリカという国は詐欺師の国であると同時に、軍事力が世界最大ということで、強盗にもゆすり・たかりにもなれる国でもあります。ライジングサン時代、日本の銀行がアメリカに食い入ろうとしましたが、いいようにあしらわれて、不良債権をつかまされ、今日の没落に陥った大元の原因です。現在もそれに懲りていなく、ソフトバンクなどはアメリカの投資会社から薦められてクズの会社を買わされています。

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