海についての、いろいろなことが書かれています。温暖化と海、海洋汚染、海上の戦争、焦点が定まらないので、読後、何をポイントしていいのかわかりません。
最近黒海で、２４００年前のギリシャの商船がほとんど原形を残しまま、見つかりました。２０００メートルの深さに沈んでいたので、酸素もないし、腐食することがなかったからだということです。壷などに画かれている古代ギリシャの船とそっくりです。
私は最近釣りの動画を見ています。それも海釣りで、３５０００円のプラスティックのボートで、ホンダかヤマハのエンジンをつけ、疑似餌で釣りをしています。エンジンの無いカヤックでも釣りをしている人もいます。結構大物が釣れるのです。動画ですからいいところばかり撮っているのかもしれませんが、鯛やかんぱち、ヒラマサ、ヒラメなど釣っています。その中のユーチューバーの一人は、釣った魚を持って、無人島に上がり、海鮮丼や魚の炊き飯を作って食べています。たった一日のロビンソンクルーソーを演じているわけです。軽自動車の屋根に３５０００円のプラスティックボートを載せて、休みのたびごとに、海に出かけて、釣りを楽しんでいるのでしょう。何事もそれで金儲けしようと思うと、つまり仕事にすると、苦しみが始まりますが、釣れても釣れなくても、海に糸を垂らしているだけでいいのだと考えると、何とも楽しみが沸くのが不思議です。店に釣った魚を持ち帰り、さばいて、刺身にしたり、煮付けにしたりすると、一石二鳥で儲かるなと思いましたが、このようなことでは、すぐ釣りは苦しみに変わるでしょう。欲はあらゆる苦しみの源泉だと２５００年前のブッタも言っていることです。