忍者ブログ

読書

レッド・フォックス 白い征服者との闘い


    私が中学生頃西部劇映画でインディアンが騎兵隊によってバッタバッタと倒されているのを見て大喝采をしていましたが、本当の悪人はインディアンではなく、入植者の白人であるということが高校生頃からわかってきました。モンゴロイドの分派であるアメリカンインディアンはわれわれのおじさん筋に当たります。今は違うようですが、モンゴロイド系の日本では上下の隔たりは余り無く、他人との軋轢をなくすような生き方を心がけていました。アングロサクソン系のアメリカでは社長の給料は何十億円もし、ウォルマートの社員の給料は年間200万円ということを見てわかるように、差別に生きがいを見出す人々です。宗教のちょっとした違いで、バーソロミューの虐殺を見てもわかるように、昼間から街中で見境無く人殺しをする人々です。それらがヨーロッパからアメリカ大陸に渡ってきたのですから、インディアンにとってたまったものではありません。勝手に自分の土地だと決めつけ、インディアンを締め出していきます。お人よしのインディアンも戦わざるを得ないようになります。これら戦争上手な人々に勝てるわけもなく、おまけにこれらの人々がもたらした病気と、ウィスキーによって、人口も減っていきました。インディアンのように反抗するものは虐殺し、黒人のように忍従するものは、奴隷として酷使します。実際のところ、戦ったというよりは逃げ回っていたということが本当のように思えます。

レッド・フォックスの写真を見ると、西洋人に近い顔つきをしています。生粋のインディアンではなさそうです。白人社会に適応してそうなったかもしれないし、彼の先祖の女性に白人にレイプされ、生まれた人の系列につながっているのかもしれません。

PR

コメント

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

カテゴリー

P R