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レヌカームシカシントーン タイの花鳥風月

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レヌカームシカシントーン タイの花鳥風月


        レヌカームシカシントーンは日本女性で、インドでタイの男性と知りあい結婚したということです。主人はタイの高級官僚であり、タイで軍事クーデターが起こったとき、大学の同僚で、これもタイ役人の上層部にいた人が彼の親族もろともかくまってくれということで自宅を提供したこともありました。その親族の中には王家の血筋を受けた女性もいました。

日本名は秋山良子といい、彼女の父親は船の船長であり、戦争中軍部に協力したことを恥じ、戦後は船舶関係の労働組合の長をしていたそうです。父親は若くしてなくなり、親戚の子供のいない医者に経済的支援を受けて、日本で博士号までとっています。この本で、ところどころに生い立ちや、旦那のことなど、花鳥風月の話に紛らわせて書いています。バナナが貴重品だったということも書かれていますから、年代も想像つきます。タイのバナナを食べると、日本の輸入バナナは食べられたものではないと言っています。やはり木についた熟れたバナナほどおいしいものはないでしょう。タイの男性はよく浮気をします。彼女の主人も何年か前に浮気し、彼女は当て付けと同時にからかいのため、オラピンという木を自宅にうえたそうです。交際相手の女性の名前がオラピンというのです。

タイの花鳥風月といっても、人間生きていると、どうしても生々しさから遠ざかることはできないようです。

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