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ロビン・ムーア マフィアワイフ

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ロビン・ムーア マフィアワイフ


        前作「フレンチコネクション」が大ベストセラーになり、映画にまでなりました。今回の「マフィアワイフ」は「フレンチコネクション」のマフィアの幹部の妻の聞き語りです。彼女は15歳から学校へは行かなくて、ヤクザがたむろするバーや断酒場や食い物屋に入り浸りし、ホステスなったりしています。アメリカのドラマを見ると、高校生と言っても女性は特に化粧でもすると、二十歳過ぎに見られ、色気がむんむんと出ています。おのずとマフィアに出会って17,8歳ころ結婚をします。彼女の亭主は逃げ回っているマフィアのドンの甥っ子にあたります。それが覚せい剤取引で徐々に商売を広げていきます。それなりの大物になったとき、夫婦ともども捕まります。警察の入れ知恵で、50キロものアヘンの隠し場所を白状すれば夫の20年の刑を4,5年に短縮できると、彼女に言い、旦那に白状させるようにと説得するようにとすすめます。結局旦那が吐いて、その50キロものアヘンは押収されました。保釈されてもその後の収入は途絶え気味になり、亭主は保釈料を払い戻してもらって刑務所に入りなおしましたが、その保釈料は身内のひとの保釈料にとってかわられます。彼女と二人の子は福祉に頼るしかなくなります。彼女が「フレンチコネクション」の作家に連絡してきたのは、慰謝料でも取ろうとする算段があったようです。ムーアは「フレンチコネクション」では欠けていた妻という身内からの視線を考え、彼女の話を聞いたということです。証拠物である50キロのアヘンが36キロしかなかったと後で大騒ぎになっています。警察の不祥事はどこの国でもあることです。死んだ警官が犯人だと言われ処理されています。広島でも8000万円ほどが警察の金庫からなくなり、これも急死した警察官が行ったのだということで幕引きになっています。死人に口なしとはよく言ってものです。

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