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リフレ派の三橋貴明が、昭和初期のデフレの時、高橋是清がやったことを今の平成の時代でもやらないといけないといっている本です。(2012年出版)金融緩和と国債の発行と公共投資です。物の値段が下がり、給料が下がり、それでますます物が売れなくなる状態で、緊縮財政をやったり、公共投資削減をしたりすると、デフレを促進することになり、国民が苦しむことになるという論法です。リフレ反対派は、車の乗り入れもない高速道路を作ってもカネのムダ使いで、そこに労働者を投入しても、将来性ない職種で、つぶしのきかない人間になる恐れがあり、人材の無駄使いでもあると言っています。金融緩和をしても円安が起こり、一部の輸出産業は儲かりますが、輸入する原材料が高くなり、結局国富を失ってしまうことになるという論法もあります。
高橋是清の場合、デフレを公共投資、軍事予算の増加で克服しましたが、インフレーションの恐れが出たため、軍事費を削減しようとしたとたん、軍によって暗殺されました。令和の時代リフレのアベノミクスは成功しているのでしょうか。円安で物の値段が上がっています。相変わらず、大企業の労働者以外給料は上がっていません。デフレでもリフレでも中間層から落ちこぼれた我々の生活は当分苦しいことには間違いありません。