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上野友行 「隠れ不良」からわが身を守る生活裏防衛術

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上野友行 「隠れ不良」からわが身を守る生活裏防衛術


暴対法ができてから表立って暴力団が出ることが少なくなっていますが、そのかわり暴力団か単なる不良かわからないものが増えているようです。ここでは「半グレ」といっています。「半グレ」といっても裏では暴力団とつながっているようです。ただ組長には「使用者責任」がかかってきますから、関係ないようなフリをしているのでしょう。ただし最近では普通のサラリーマンやら郵便局員やら公務員などがヤクザの舎弟になっているものがいるようです。こういった普通の人がヤクザになるのは「弱み」を握られたためだということです。未成年の女の子を抱かせて写真とり、「有能な人材」をスカウトしているのです。今からのヤクザ社会は「武闘派」よりは頭を使って金を儲ける人間のほうが重宝されます。また会社を作りオーナーはヤクザだけどこれを隠し、ここで働いている人もこれがヤクザが取り仕切っているとは思わないような会社がたくさん生まれているようです。

こうまで不況が進むと、真面目で順法精神に富んだ人はまともな生活ができないような気がします。そのような人は収入が減っても我慢するしか方法がありません。おのずと下流に落ち込んでしまいます。いままでの生活を維持しようと思うなら、自然と生き方がヤクザまがいになることを容認しないといけなくなるようです。ヤクザのノウハウを受け継ぎ、「クレーマー」になり、交渉術にたけ、どのようなことでもただでは起きないという精神を身につけてこそ、この厳しい社会を乗り切れることになるようです。それができない人は1000万円もらって、無実の罪をかぶり、親分の代わりに刑務所に入所するしかないような世界になっているようです。この本を読むと今の世の中まっとうな生き方ができないような気がします。今日も今日とて、有名なホテルの食材インチキがばれたというニュースが流れています。

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