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読書

中山治 日本人はなぜナメられるのか


    昨日トランプと金正恩が会談しました。どうも日本が希望するような合意がなされたとは思われません。日本はアメリカの忠実な忠犬でありますが、どうもアメリカは大事に見守ってくれる飼い主ではないようです。ていのいいパシリ、使い捨ての腰ぎんちゃくの扱いのようです。北朝鮮には一億年も日本は北朝鮮に入って来れないだろうと言われるし、日本列島を核で沈めるとも言っています。韓国は相変わらず慰安婦を持ち出し、中国は自信をつけて尖閣をも乗っ取ろうとする勢いです。ロシアははなから北方4島を返す気はさらさらなく、援助だけは取り付けようとしています。中山の言うとおり、日本はナメられているのです。なぜ日本人はナメられるのかというと、日本人自体にナメられても仕方ない性格を持っているということになります。「タテマエとホンネを適当に使い分け」「以心伝心で和を保ち」「めでたしめでたしのなあなあの社会、まあまあの社会」を築き、「社会変革に必要不可欠の怒り」の牙が抜かれ、「仕方が無い」と思い、「流されるだけの社会を」作ってきたからだというのです。第二次世界大戦でも見てわかるように、日本は「妄想国家」であり「リアリズム国家」ではないということです。今でもテレビで日本のこのようなところが素晴らしいと自画自賛の番組をやって自分たちの空虚さを覆い隠そうとしていますが、他国の視点を一々気にして他者に合わせようとするのはよほど自分に確固たるものがもてないのでしょう。戦前の所業を一応謝罪しているような態度をとっていますが、その裏には日本は何もかも悪く言われる必要は無い、かえってアジアのために欧米からの植民地を解放したのだと言ったりして、反発をかっています。果たして日本はこのような正義の精神を持っていたかどうか、欧米に変わってそれらの植民地を盗ろうとしただけが真相です。そのようなホンネをいわないでこのようなきれいごとを言うのが中山の言う「妄想国家」ということになります。戦後ドイツでは謝罪をしつつ、最終的にはヨーロッパの優等国になり、今回のG7ではメルケルドイツ首相はトランプアメリカ大統領を諭すような写真も出ていましたが、日本の安倍は間に立ってマアマアと言っているような態度をとっています。いくら日本がアメリカに尽くしても、北朝鮮問題では日本に多額の援助金を出さすような方向に持っていかれるでしょう。

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