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YouTubeで見ると、御茶ノ水駅を出て、すぐカドに昔は二階建ての洋食屋があって、セロリのスープを飲んで感激したことがありましたが、今は薬局のような建物が建っています。明大通りを下っていくと、左側に黒い主婦の友の社屋がありましたが、今はなくなっているようです。半世紀も経つと日本では昔のものがほとんどなくなっているようです。昭和20年代の映画では、御茶ノ水の崖っぷちに小屋を建てて、浮浪者が住んでいるシーンも見られます。またその当時の映画では周りに高いビルなど建っていないものですから、ニコライ堂の尖塔がよく映っています。小津安二郎監督の「麦秋」での喫茶店シーンはセットでしたが、喫茶店から見えるニコライ堂のショットを得るために実際の喫茶店から撮影しましたが、監督が気に入らないで、ニコライ堂のまじかで撮ったようだと解説しています。戦争の傷跡も映画には残っています。爆風で石垣が崩れて道路にはみ出しているのが写っています。多分明治の高官たちのお屋敷の石垣だったのでしょう。
学生運動盛んなおり、明大前のアスファルトははがされ、学生たちの武器になっていましたが、今ではGoogleのストリートビューで見ますと、きれいに舗装され、立て看板など一つもありません。明大通りを下って、道を渡ってその角に新刊書のビルが建っていましたが、今もあります。それから右に行くとすずらん通りに入り、その通りと大通りの間に古書店がひしめき合っていました。当時は木造が多かったと思いますが、今ではほとんどビルになっています。それにしてもすずらん通りの古書店は少なくなっているようです。