忍者ブログ

読書

中野剛志 柴山桂太 グローバリズム その先の悲劇に備えよ

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

中野剛志 柴山桂太 グローバリズム その先の悲劇に備えよ


        日本にアメリカ軍が駐留しているということは、共産制力を阻止するためにあると同時に、日本の反抗を監視するためのものでもあるということです。かつて第二次世界大戦でアメリカに刃向かった日本に対して未だに警戒心を緩めないのです。終戦当時アメリカは日本をこの4州に留め、まるでアメリカインディアンのように居留地に留め置き、3S政策(スポーツ、セックス、スクリーン)を施して、自然減少を狙っていたのですが、38度線を越えて北朝鮮軍が侵入してきたものですから、仕方なく日本の最小限の軍備を整わせました。それに工業力も復活させます。軽微な軍事費で後は経済に金をつぎ込めることができ、アメリカが買ってくれるのですからすぐさま経済大国になります。日本がアメリカ・ニューヨークのビルを買ったり、ライジングサンとおだてられたりしていたとき、冷戦が終わります。途端にアメリカは日本に経済政策を突きつけ、それが今日までの20年間以上の停滞を生じさせます。

現在中国が軍事的にも巨大化しています。果たして尖閣諸島が中国占領されたとき、アメリカは日本のために戦ってくれるでしょうか?お人好しの日本人はそう思っている人が多いようですが、中国の軍事力にかなわないと考えると、冷徹なアメリカは戦線をグアムかハワイまで引き下げます。日本は捨石です。もともと根絶やししようと思っていたのですから、中国にやられようが、韓国・北朝鮮の連合軍に核を撃たれようが、自分の手を汚さないだけでもましというものです。いまやどこの国も自国ファーストになっています。トランプは日本に足して駐留経費を今までの4倍もの金額を請求してきているようですが、果たしてそれに見合うほどの仕事をしてくれるかどうか不安です。戦闘機パイロットは日本の上空で操縦中本を読んでいたということがばれてしまいました。また装備品を落としたりしています。

福沢諭吉、「一身独立して一国独立する」を引用し、戦後の日本は「サファリーパークの」ライオンみたいなもので、アメリカから餌をもらって安楽に過ごしているが、いざ餌を自分で見つけないといけなくなると、このような弛緩した精神では餌などとることができなく、やがて飢え死にするだろう、という「悲劇」が待ち構えているのだと警鐘を鳴らしています。

PR

コメント

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

カテゴリー

P R